中華スマホはなぜ「独自OS」を使うのか

中華スマホはなぜ「独自OS」を使うのか。
今日発売されている日本のスマートフォンにはOPPOやXiaomiといった中国メーカーからも多く発売されている。
2024年に入ってからは、スマホ付きカメラとも言われる「Xiaomi 14 Ultra」がLeica付きで国内発売されたことに対してはSNS上でかなり話題となった。
だが、この中国メーカーが発売するスマホには共通点がある。
それは、「独自OS(Androidベース)」を使っているというものだ。
OPPOは「ColorOS」を、Xiaomiは「Xiaomi HyperOS」を、そしてYmobileやソフトバンクなどで「らくらくスマホ」などを発売しているZTEは、「MyOS」と中国メーカーのスマホの多くは独自OSとなっている。
なぜ独自OSにするのか。
答えは単純でどこのメーカーも独自OSだからだ。
とは言っても疑問に思う読者も多いだろう。
散々「中華スマホ」=独自OSという印象をここまでで植え付けておいて、「どこのメーカーも」というのはおかしいのでは、と思われたことだと思う。
「韓国サムスンのGalaxyだって、「OneUI」を搭載しているじゃないか」と言われることだろう。
ただ、「独自OS」の名前が無いだけであって、国内で人気のPixelやXperiaもAOSP(ピュアAndroid)を改良したものになっている。
それは「独自OS」を搭載している中国メーカーやサムスンにも言えることだ。
中国メーカーが「独自OS」を使うわけには訳がある。
中華スマホに詳しい人であればよく、「中国版」と「グローバル版」という2つの言葉を聞いたことがあるだろう。
ご存知である方も多いだろうが、いわゆる中国版(大陸版)には「YouTube」をはじめとするGoogleのアプリがインストールされていない。というよりかは中国国内ではGoogleサービスは使うことが出来ないのだ。
Googleアプリをメーカーがインストールする為には「gapps」という認証が必要であり、その認証が無いAOSPスマホには「Android」の名前を使えない。
よって、中国版のスマホには一切「Android」の文字を見受けられないのだ。
それをグローバル版として発売する際、Googleアプリは入れれるものの、開発は基本中国版なので、たとえ「Androidベース」と謳っていても、「ColorOS」や「HyperOS」といった独自OSになっている、というわけなのだ。
(なお独自OSの中身として、バックドアに中国政府がいるかどうかは定かではないものの、可能性としては0ではない)
ただ、これらの中身はAndroidであることに変わりは無いが、1社だけは訳が違う。
真の「独自OS」とも言ってもおかしくない企業がある。
2019年、アメリカのトランプ政権によって制裁が与えられた「Huawei」だ。
Huaweiはそれ以降、半導体制限や米Googleの「Andorid」が搭載できなくなるなど、スマホ事業に致命的ともいえる状況へと陥った。
主流の5Gチップが使えない、Andoridも使えない、ともなると自国で全てを賄う必要がある。
そして2023年、自国開発した5GチップやCPUを搭載した「Mate 60Pro」が発売され中国内では爆発的な人気となり、見事に復活を成し遂げた。
なお、Huaweiは日本国内ではスマートウォッチ専門の企業となってしまっている。